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以前よりインターネットは"アカシックレコード"になり得ると考えていました。アカシックレコードについてウィキペディアで以下のように記されています。

アカシックレコードは広大な宇宙の涯てに存在するとされる、人類の過去から未来までの、意識上にのぼる歴史全てが記録されているデータバンク。アカシャともよばれる。
神智学などでは精神的に目覚めた人は、このデータバンクにアクセスし、意のままに過去や未来の情報を引き出す事ができるようになり、そして自己の人生の意義や存在の理由がわかるとされる。多くの預言者や神秘家がこのデータバンクにアクセスし、予言として世に伝えてきたとしている。


元々、ヒンドゥー教や原始仏教の理念で漫画のネタ等にも使われています。トンデモ本の中でもしばしばネタに使われており、キリストとかブッダは自在にアカシックレコードにアクセスすることにより予言を可能にしていたのだとか。Web進化論風に言ってみれば「神の視点」ですね。

恥ずかしながら子供の頃はこの類の本が好きで読み漁ってましたが仕事でインターネットに携わるまですっかり忘れていました。初めてこの意識が生まれたのは2ちゃんねるを見て。
様々な事件やそれに対しての書き込みが100年後もアーカイブされていると考えるとこれってアカシックレコードじゃないの?と直感的に思いつきました。

あくまで漠然と思っていた程度でしたがWeb2.0的サービスの出現によってこの考えを益々深めています。
様々な情報、事象や個人の考えが連動性を持つことになり、更にそれが検索によって即時に引き出すことができるようになった。この状況は更に促進していき、1人の人間が生まれてから死ぬまでの詳細な画像や映像を含んだ情報がWeb進化論で言うあちら側にアーカイブされていく。そしてその情報は人間が文明を失わない限りネットワークに保存されていく。さすがに未来のアーカイブまでとはいかないが、人の人生もアーカイブをのぞくことによってある程度予測できてしまったりとか。
これって便利な反面、ある意味怖いことですよね。こうして書いているブログのエントリーもそのアーカイブになりうる訳です。おちおち変なことも書けない。

このエントリーにも引用したウィキペディアは正にアカシックレコードそのものに見えます。1000年以上も前に生まれていた「神の視点」の概念が実現化されている。そしてこの神の視点が「群集の英知」によって成されている訳です。俗っぽい言い方をすれば「神は人々の中にいる」というところですかね。

で、この状況を素晴らしいと思う反面、情報の衆愚化や扇動化が起こりうるのではないかと危惧を持ちます。キャズムを超えろ!のwa-renさんの下記のエントリーが興味深い。

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20060326/p1
「知の世界の再構成」が為される「ブログと総表現社会」で人類はボーグ化する!?

知識や思考の画一化によって自分で考えることができなくなる社会を危惧してしますがこれって本当に恐ろしい。現在のネットは非常にアンバランスな状況なのかもしれません。

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